筋肉をつけるための食事戦略

目次

筋肉をつけるための食事戦略【完全ガイド】

「筋トレは頑張ってるのに、なかなか筋肉がつかない…」

その悩み、もしかしたら食事が原因かもしれません。実は、筋肉づくりの成功率は「筋トレ3割、食事7割」と言われるほど、食事が重要なんです。

どれだけジムで追い込んでも、食事が適当なら筋肉は育ちません。逆に、正しい食事戦略を知っていれば、筋トレの効果は驚くほど加速します。

この記事では、筋肉を最速でつけるための食事戦略を、基礎から実践まで徹底的に解説します。コンビニ飯や外食の選び方、具体的な食事メニューまで、明日から使える情報満載です!

なぜ筋トレだけでは筋肉がつかないのか?

筋肉が育つメカニズム

筋肉が成長するプロセスは、家を建てるのと似ています。

筋トレ = 家を壊す作業 筋トレで筋繊維に傷をつけます。これは「破壊」です。

食事 = 材料の供給 タンパク質、炭水化物、脂質という「建築材料」を体に送り込みます。

休養 = 建築工事 睡眠中に成長ホルモンが分泌され、傷ついた筋肉が修復されます。この時、以前より少し強く、大きくなります(これを「超回復」と言います)。

つまり、材料(食事)がなければ、家(筋肉)は建たないのです。

「たくさん食べればいい」という勘違い

「筋肉をつけるには、とにかくたくさん食べればいいんでしょ?」

これ、半分正解で半分間違いです。

確かにカロリーは必要です。でも、何を、いつ、どれだけ食べるかが重要。ラーメン二郎を毎日3杯食べても、脂肪がつくだけで筋肉は増えません。

筋肉をつけるには、戦略的な食事が必要なのです。

筋肉をつける食事の3大原則

原則1:カロリー収支をプラスにする【大前提】

筋肉を増やすには、消費カロリーより多く摂取する必要があります。これを「カロリーサープラス」または「オーバーカロリー」と言います。

なぜカロリーサープラスが必要?

  • 筋肉を作るにはエネルギーが必要
  • カロリー不足だと体は「省エネモード」に入る
  • 筋肉を作るより、生命維持を優先する

目安:基礎代謝+200〜500kcal

例:基礎代謝が1,800kcalの人なら、1日2,000〜2,300kcal摂取する。

注意点

  • 増やしすぎると脂肪も増える
  • 最初は+200kcalから始めて、体の反応を見る
  • 体重が増えなければ、さらに100kcal増やす

原則2:タンパク質を十分に摂る【最重要】

タンパク質は筋肉の材料です。これが不足すると、どれだけ筋トレしても筋肉は増えません。

1日に必要なタンパク質量

体重 × 1.6〜2.2g

体重別の目安:

  • 60kg → 96〜132g
  • 70kg → 112〜154g
  • 80kg → 128〜176g

これってどれくらい?

  • 鶏むね肉100g → タンパク質約22g
  • 卵1個 → タンパク質約6g
  • 納豆1パック → タンパク質約7g
  • プロテイン1杯 → タンパク質約20〜25g

体重70kgの人が120gのタンパク質を摂るには:

  • 鶏むね肉300g
  • 卵3個
  • 納豆2パック
  • プロテイン1杯

これを毎日続けるのは大変なので、プロテインが便利なのです。

原則3:PFCバランスを整える【栄養の黄金比】

PFCとは、三大栄養素のこと。

  • P(Protein): タンパク質
  • F(Fat): 脂質
  • C(Carbohydrate): 炭水化物

筋肉をつける理想のPFCバランス:

  • タンパク質:30%
  • 脂質:20〜25%
  • 炭水化物:45〜50%

なぜこのバランス?

  • タンパク質:筋肉の材料
  • 炭水化物:エネルギー源、筋トレのパワーの源
  • 脂質:ホルモン合成に必要、脂溶性ビタミンの吸収を助ける

よくある間違いは、「タンパク質だけ摂ればいい」と思って炭水化物を抜くこと。これでは筋トレのパワーが出ないし、筋肉の合成効率も下がります。

マクロ栄養素を完全理解する

タンパク質:筋肉の設計図

働き

  • 筋肉の材料になる
  • ホルモンや酵素の原料
  • 免疫機能を支える

良質なタンパク質源

動物性タンパク質(必須アミノ酸が豊富)

  1. 鶏むね肉・鶏ささみ
    • 高タンパク・低脂質の王様
    • 100gあたり:タンパク質22g、脂質1.5g、カロリー108kcal
    • コスパ最強
  2. 牛肉(赤身)
    • タンパク質が豊富
    • 鉄分も豊富
    • 100gあたり:タンパク質20g
  3. 豚肉(ヒレ)
    • ビタミンB1が豊富
    • 疲労回復効果
    • 100gあたり:タンパク質22g
  4. 魚類
    • サーモン、マグロ、サバなど
    • オメガ3脂肪酸も摂れる
    • サーモン100gあたり:タンパク質20g
    • 完全栄養食品
    • アミノ酸スコア100
    • 1個あたり:タンパク質6g
  5. 乳製品
    • ヨーグルト、チーズ、牛乳
    • カルシウムも豊富
    • ギリシャヨーグルト100gあたり:タンパク質10g

植物性タンパク質

  1. 大豆製品
    • 納豆、豆腐、枝豆
    • イソフラボン配合
    • 納豆1パックあたり:タンパク質7g
  2. 豆類
    • レンズ豆、ひよこ豆
    • 食物繊維も豊富

プロのアドバイス

  • 動物性と植物性を組み合わせるのがベスト
  • 毎食20〜30gのタンパク質を目指す
  • 一度に大量摂取より、分散摂取が効率的

炭水化物:筋トレのガソリン

「炭水化物は太るから避ける」――これは筋肉をつけたい人には完全に間違いです。

働き

  • 筋トレのエネルギー源
  • 筋グリコーゲンの材料
  • 脳の唯一のエネルギー源
  • インスリン分泌を促し、筋肉合成を加速

炭水化物不足で起こること

  • 筋トレのパワーが出ない
  • 筋肉が分解される(カタボリック)
  • 集中力の低下
  • 疲労が抜けない

良質な炭水化物源

低GI炭水化物(推奨) ゆっくり吸収されるので、血糖値が安定します。

  1. 玄米・雑穀米
    • 白米より栄養価が高い
    • ビタミンB群が豊富
  2. オートミール
    • 食物繊維が豊富
    • 腹持ちが良い
    • 朝食に最適
  3. さつまいも
    • ビタミンCも豊富
    • 自然な甘み
    • ボディビルダー御用達
  4. 全粒粉パン
    • 白いパンより栄養価が高い
    • 食物繊維が豊富
  5. 蕎麦
    • タンパク質も含む
    • ルチンで血管強化

高GI炭水化物(筋トレ直後のみ推奨) 素早く吸収されるので、筋トレ後に最適。

  1. 白米
    • 消化が良い
    • 筋トレ後に最適
    • エネルギー密度が高い
    • 筋トレ前後におすすめ
  2. バナナ
    • 手軽
    • カリウムも豊富
  3. 和菓子(大福、どら焼き)
    • 脂質が少ない
    • 筋トレ後のご褒美に

1日の炭水化物目安

  • 体重×4〜6g
  • 体重70kgなら280〜420g
  • 茶碗1杯の白米(150g)→ 炭水化物約55g

脂質:ホルモンの原料

脂質は太るイメージがありますが、実はテストステロン(筋肉合成ホルモン)の原料です。適度な摂取が必須。

働き

  • ホルモンの材料
  • 脂溶性ビタミン(A、D、E、K)の吸収を助ける
  • エネルギー源
  • 細胞膜の材料

脂質不足で起こること

  • テストステロン低下
  • 肌や髪がパサパサ
  • 免疫力低下
  • 集中力低下

良質な脂質源

不飽和脂肪酸(積極的に摂りたい)

  1. アボカド
    • オレイン酸が豊富
    • ビタミンEも豊富
  2. ナッツ類
    • アーモンド、くるみ
    • ビタミンEが豊富
    • 間食に最適
  3. 青魚
    • サバ、サーモン、イワシ
    • EPA・DHAが豊富
    • 抗炎症作用
  4. オリーブオイル
    • 加熱調理に使える
    • ポリフェノールも豊富
  5. MCTオイル(中鎖脂肪酸)
    • エネルギーになりやすい
    • 体脂肪になりにくい

避けたい脂質

  • トランス脂肪酸:マーガリン、ショートニング
  • 過剰な飽和脂肪酸:揚げ物、ファーストフード

1日の脂質目安

  • 総カロリーの20〜25%
  • 2,500kcal摂取なら、約55〜70g

筋肉をつける1日の食事プラン【具体例】

プラン1:王道バルクアップ食(2,500kcal)

体重70kg、筋肉を増やしたい男性向け

朝食(7:00)

  • オートミール50g
  • バナナ1本
  • 卵3個(スクランブルエッグ)
  • プロテイン1杯(水)
  • カロリー:約600kcal、タンパク質:40g

間食1(10:00)

  • ギリシャヨーグルト200g
  • アーモンド20粒
  • カロリー:約300kcal、タンパク質:20g

昼食(12:30)

  • 玄米200g
  • 鶏むね肉150g
  • ブロッコリー100g
  • サラダ(ドレッシング少量)
  • カロリー:約650kcal、タンパク質:40g

間食2(15:30)

  • プロテインバー1本
  • バナナ1本
  • カロリー:約250kcal、タンパク質:20g

筋トレ(18:00〜19:00)

筋トレ直後(19:00)

  • プロテイン1杯(水)
  • おにぎり1個
  • カロリー:約300kcal、タンパク質:25g

夕食(20:00)

  • 白米150g
  • サーモン150g
  • 野菜炒め
  • 味噌汁
  • カロリー:約600kcal、タンパク質:35g

就寝前(22:00)

  • カゼインプロテイン1杯(牛乳)
  • カロリー:約250kcal、タンパク質:30g

合計

  • カロリー:約2,950kcal
  • タンパク質:約210g(体重の3倍)
  • 炭水化物:約300g
  • 脂質:約70g

プラン2:リーンバルク食(2,200kcal)

脂肪をつけずに筋肉を増やしたい人向け

朝食(7:00)

  • 玄米150g
  • 卵白4個+全卵1個
  • 納豆1パック
  • 野菜サラダ
  • カロリー:約450kcal、タンパク質:35g

間食1(10:00)

  • プロテイン1杯(水)
  • りんご1個
  • カロリー:約200kcal、タンパク質:25g

昼食(12:30)

  • 蕎麦(乾麺100g)
  • 鶏むね肉100g
  • 温泉卵1個
  • ワカメサラダ
  • カロリー:約550kcal、タンパク質:45g

間食2(15:30)

  • さつまいも150g
  • ゆで卵2個
  • カロリー:約300kcal、タンパク質:15g

筋トレ後(19:00)

  • プロテイン1杯
  • バナナ1本
  • カロリー:約250kcal、タンパク質:25g

夕食(20:00)

  • 白米100g
  • 白身魚150g
  • 豆腐半丁
  • 野菜たっぷり鍋
  • カロリー:約450kcal、タンパク質:40g

就寝前(22:00)

  • ギリシャヨーグルト150g
  • カロリー:約100kcal、タンパク質:15g

合計

  • カロリー:約2,300kcal
  • タンパク質:約200g
  • 炭水化物:約250g
  • 脂質:約50g

プラン3:忙しい人向け簡単食(2,400kcal)

料理する時間がない人向け

朝食(7:00)

  • プロテイン1杯(牛乳)
  • バナナ2本
  • ゆで卵2個
  • カロリー:約450kcal、タンパク質:35g

昼食(12:30)

  • コンビニおにぎり2個
  • サラダチキン1個
  • ゆで卵1個
  • 野菜ジュース
  • カロリー:約550kcal、タンパク質:40g

間食(15:30)

  • プロテインバー1本
  • ミックスナッツ30g
  • カロリー:約350kcal、タンパク質:20g

筋トレ後(19:00)

  • プロテイン1杯
  • おにぎり1個
  • カロリー:約300kcal、タンパク質:25g

夕食(20:00)

  • 牛丼(並盛)
  • 生卵追加
  • サラダ
  • カロリー:約750kcal、タンパク質:35g

就寝前(22:00)

  • プロテイン1杯(水)
  • カロリー:約100kcal、タンパク質:20g

合計

  • カロリー:約2,500kcal
  • タンパク質:約175g
  • 外食・コンビニでも実現可能

食事のタイミング戦略【いつ食べるかが重要】

タイミング1:起床後30分以内【1日のスタートダッシュ】

睡眠中は6〜8時間、何も食べていない飢餓状態です。朝食を抜くと、筋肉が分解されます。

おすすめ朝食

  • 消化の良い炭水化物(白米、バナナ)
  • 素早く吸収されるタンパク質(プロテイン、卵)
  • 水分(コップ2杯)

時間がない人は

  • プロテイン+バナナだけでもOK
  • 何も食べないより100倍マシ

タイミング2:筋トレ1〜2時間前【エネルギー充填】

空腹状態で筋トレすると、パワーが出ないし、筋肉が分解されます。

おすすめ食材

  • 消化の良い炭水化物(おにぎり、バナナ、餅)
  • 軽いタンパク質(プロテイン)
  • 脂質は少なめ(消化に時間がかかる)

NGな食材

  • 揚げ物(胃もたれする)
  • 大量の食事(トレーニング中に気持ち悪くなる)

タイミング3:筋トレ直後30分以内【ゴールデンタイム】

筋トレ後30分〜1時間は、筋肉が最も栄養を求めている時間帯。このタイミングを逃すともったいない!

理想の組み合わせ

  • プロテイン(素早く吸収)
  • 高GI炭水化物(インスリン分泌を促す)

具体例:

  • プロテイン1杯+おにぎり1個
  • プロテイン1杯+バナナ2本
  • プロテイン1杯+和菓子

なぜ炭水化物も必要?

  • インスリンが分泌される
  • インスリンが筋肉への栄養輸送を加速
  • 筋肉の合成スイッチがONになる

タイミング4:筋トレ後の食事(1〜2時間後)【本格的な栄養補給】

プロテインだけでは不十分。しっかりした食事で追加補給します。

理想の食事

  • 白米やパスタ(炭水化物)
  • 鶏肉や魚(タンパク質)
  • 野菜(ビタミン・ミネラル)

タイミング5:就寝1〜2時間前【睡眠中の筋肉分解を防ぐ】

睡眠中も筋肉は回復・成長します。でも、何も食べないと栄養不足で筋肉が分解されてしまいます。

おすすめ

  • カゼインプロテイン(ゆっくり吸収)
  • ギリシャヨーグルト
  • カッテージチーズ

避けたいもの

  • 大量の食事(睡眠の質が下がる)
  • 揚げ物や脂っこいもの
  • カフェイン

食事回数は?

理想は1日5〜6回の分散摂取です。

なぜ小分けにするの?

  • 一度に吸収できるタンパク質量には限界がある
  • 血糖値の急上昇を防ぐ
  • 常に筋肉に栄養を供給できる
  • 代謝が上がる

現実的なプラン

  • 朝食・昼食・夕食(3回)
  • 間食2回
  • 筋トレ後の補給

忙しくて難しい人は、最低でも1日3食+プロテイン2回を目指しましょう。

増量期と減量期の食事戦略

筋肉を効率的につけるには、「増量期」と「減量期」を分けるのが定石です。

増量期(バルクアップ)の食事

目的:筋肉を最大限に増やす(脂肪もある程度つく)

カロリー設定

  • 基礎代謝+500〜700kcal
  • 体重が週に0.3〜0.5kg増えるペースが理想

PFCバランス

  • タンパク質:30%
  • 炭水化物:50%(多め)
  • 脂質:20%

食事のポイント

  • とにかく食べる
  • 炭水化物をしっかり摂る
  • 脂質も恐れず摂る
  • チートデイは不要(毎日しっかり食べる)

期間

  • 3〜6ヶ月

体脂肪率の目安

  • 男性:15〜20%
  • 女性:23〜28%

この範囲を超えたら、減量期に移行します。

減量期(カッティング)の食事

目的:脂肪を落として、筋肉を見せる

カロリー設定

  • 基礎代謝-300〜500kcal
  • 体重が週に0.5〜1kg減るペースが理想(それ以上は筋肉も減る)

PFCバランス

  • タンパク質:40%(増やす)
  • 炭水化物:35%(減らす)
  • 脂質:25%

食事のポイント

  • タンパク質は維持または増量
  • 炭水化物を段階的に減らす
  • 脂質も適度に減らす
  • 筋トレは継続(筋肉の分解を防ぐ)
  • 有酸素運動を追加

期間

  • 2〜4ヶ月

注意点

  • 急激に減らすと筋肉も減る
  • 最低でも基礎代謝以上は食べる

どっちから始めるべき?

太っている人(体脂肪率が高い) → まず減量期から始める

痩せている人(体脂肪率が低い) → 増量期から始める

初心者 → 増量期がおすすめ(筋肉が最もつきやすい時期)

コンビニ・外食での賢い選び方

「自炊する時間がない…」という人も大丈夫。コンビニや外食でも、選び方次第で筋肉食は実現できます。

コンビニで買うべきもの【ベスト20】

タンパク質源

  1. サラダチキン:タンパク質約25g、脂質1g
  2. ゆで卵:タンパク質6g×個数
  3. 焼き鳥(塩):タンパク質豊富、低脂質
  4. 魚の缶詰(サバ、ツナ):タンパク質20g前後
  5. ギリシャヨーグルト:タンパク質10g/100g
  6. プロテインバー:手軽にタンパク質20g
  7. 豆腐:植物性タンパク質
  8. 納豆:タンパク質7g+イソフラボン
  9. チーズ(カッテージチーズ):高タンパク・低脂質
  10. 温泉卵:手軽

炭水化物源 11. おにぎり(鮭、梅、昆布):低脂質 12. バナナ:エネルギー補給に最適 13. さつまいも(焼き芋):低GI炭水化物 14. 全粒粉パン:食物繊維豊富 15. オートミール:最近コンビニでも買える

その他 16. 野菜サラダ:ビタミン・ミネラル 17. 野菜ジュース(無糖):ビタミン補給 18. ミックスナッツ(無塩):良質な脂質 19. 味噌汁:低カロリー 20. プロテインドリンク(SAVASなど):緊急時に

コンビニで避けるべきもの

  • 揚げ物(唐揚げ、コロッケ):脂質が多すぎる
  • 菓子パン:糖質・脂質が多く、タンパク質が少ない
  • カップラーメン:脂質と塩分が多い
  • お菓子類:栄養価が低い
  • 甘い飲み物:無駄な糖質

コンビニ飯の組み合わせ例

筋トレ後の補給(600kcal、タンパク質45g)

  • サラダチキン×2
  • おにぎり×2
  • 野菜ジュース

昼食(700kcal、タンパク質50g)

  • おにぎり×2
  • サラダチキン
  • ゆで卵×2
  • サラダ
  • 味噌汁

間食(300kcal、タンパク質25g)

  • ギリシャヨーグルト
  • プロテインバー
  • バナナ

外食チェーンの選び方

おすすめチェーン店ランキング

1位:すき家、吉野家(牛丼チェーン)

  • 牛丼(並盛):タンパク質約20g
  • 生卵追加:タンパク質+6g
  • 豚汁追加:タンパク質+5g
  • 合計:タンパク質約30g

2位:やよい軒(定食屋)

  • しょうが焼き定食:タンパク質約40g
  • ご飯大盛り無料
  • 納豆追加可能

3位:大戸屋(定食屋)

  • 鶏の炭火焼き定食:タンパク質約45g
  • 野菜も豊富

4位:サイゼリヤ(イタリアン)

  • 若鶏のグリル:タンパク質約30g
  • 安い
  • ライス追加で炭水化物補給

5位:ココイチ(カレー)

  • カツカレー:タンパク質約30g
  • エネルギー補給に最適
  • ただし脂質が多いので注意

外食で避けるべきもの

  • ラーメン:脂質が多い、タンパク質が少ない
  • パスタ(クリーム系):脂質が多い
  • 揚げ物定食:脂質過多
  • ファーストフード:栄養バランスが悪い
  • 居酒屋の揚げ物:脂質と糖質が多い

外食のコツ

  • 定食屋を選ぶ
  • ご飯大盛り(炭水化物)
  • 肉や魚がメイン
  • 生卵追加(タンパク質+6g)
  • 味噌汁や納豆を追加

サプリメントの優先順位

「サプリは何を飲めばいいの?」という質問、めちゃくちゃ多いです。

優先順位1:プロテイン【必須】

もはや説明不要。食事で足りない分を補います。

選び方

  • ホエイプロテイン(筋トレ後)
  • カゼインまたはソイプロテイン(就寝前)

優先順位2:クレアチン【効果が科学的に証明済み】

効果

  • 筋力向上
  • 筋肉の水分量増加(筋肉が大きく見える)
  • 高強度トレーニングのパフォーマンス向上

飲み方

  • 1日5g
  • 筋トレの有無に関わらず毎日飲む
  • 水やプロテインに混ぜる

価格

  • 1ヶ月分で500〜1,500円程度(コスパ最強)

優先順位3:マルチビタミン&ミネラル【体調管理】

筋トレをすると、普通の人より多くのビタミン・ミネラルが必要になります。

おすすめ

  • ビタミンB群(エネルギー代謝)
  • ビタミンC(抗酸化作用)
  • ビタミンD(テストステロン合成)
  • 亜鉛(テストステロン合成)
  • マグネシウム(筋肉の収縮)

優先順位4:フィッシュオイル(オメガ3)【健康と炎症抑制】

効果

  • 抗炎症作用
  • 筋肉痛の軽減
  • 心血管の健康
  • 脳機能の向上

飲み方

  • 1日2〜3g
  • 食後に飲む

優先順位5:BCAA【筋トレ中のエネルギー】

効果

  • 筋トレ中の筋肉分解を防ぐ
  • 疲労軽減

いつ飲む?

  • 筋トレ中
  • 長時間のトレーニング時

正直なところ

  • 食事とプロテインでタンパク質が足りていれば、優先度は低い
  • 長時間(90分以上)のトレーニングをする人向け

買わなくていいサプリ

  • 脂肪燃焼系サプリ:効果が薄い、カロリー管理の方が重要
  • テストステロンブースター:科学的根拠が弱い
  • グルタミン:食事で足りる
  • 高額なサプリ全般:基本的に不要

サプリの予算配分 月5,000円の予算なら:

  • プロテイン:3,000円
  • クレアチン:500円
  • マルチビタミン:1,000円
  • フィッシュオイル:500円

よくある失敗と解決策

失敗1:「食べてるつもり」だけど実は足りない

症状

  • 筋トレしてるのに体重が増えない
  • 筋肉がつかない

原因

  • 自己申告のカロリー摂取量は実際より20〜30%少ない
  • 「結構食べてる」は錯覚

解決策

  • 1週間、食べたものを全て記録する
  • カロリー計算アプリを使う(MyFitnessPalなど)
  • 体重を毎日測る
  • 増えなければ、さらに食べる

失敗2:タンパク質だけ摂って炭水化物を抜く

症状

  • 筋トレのパワーが出ない
  • 体重は減るけど筋肉もしぼむ

原因

  • 炭水化物不足でエネルギー不足
  • 筋肉が分解される

解決策

  • 炭水化物もしっかり摂る
  • 特に筋トレ前後は必須

失敗3:サプリに頼りすぎて食事がおろそか

症状

  • プロテインは飲むけど食事は適当
  • 体調が悪い

原因

  • サプリはあくまで「補助」
  • 食事が基本

解決策

  • まず食事を整える
  • サプリは最後の仕上げ

失敗4:増量期に食べすぎて太りすぎる

症状

  • 体重は増えたけど、ほとんど脂肪
  • 腹が出てきた

原因

  • カロリーの摂りすぎ
  • 脂質・糖質の過剰摂取

解決策

  • 体重増加ペースは週0.3〜0.5kgまで
  • 体脂肪率を定期的にチェック
  • 鏡を見て判断

失敗5:減量期に急激に減らして筋肉も減る

症状

  • 体重は減ったけど、筋肉もしぼんだ
  • 筋力低下

原因

  • カロリー削減しすぎ
  • タンパク質不足

解決策

  • 減量ペースは週0.5〜1kgまで
  • タンパク質は増量期より多めに
  • 筋トレは継続

よくある質問【Q&A】

筋トレしない日も同じ量食べるべき?

基本的にYES、ただし少し減らしてもOK。

筋トレしない日も、筋肉は回復・成長しています。タンパク質は必須です。

おすすめ

  • タンパク質:同じ量
  • 炭水化物:少し減らす(-50〜100g)
  • 脂質:同じ
お酒は飲んでもいい?

適量なら問題なし、でも筋トレ直後は避ける。

アルコールのデメリット

  • テストステロン低下
  • 筋肉の合成を妨げる
  • 脱水症状
  • 睡眠の質低下

筋肉をつけたいなら

  • 筋トレ後24時間は飲まない
  • 週2回まで
  • ビール中ジョッキ2杯程度まで
  • 蒸留酒(焼酎、ウイスキー)の方がマシ
チートデイは必要?

増量期は不要、減量期は効果的。

増量期

  • 毎日しっかり食べてるので不要

減量期

  • 週1回、好きなものを食べる日を作る
  • 代謝の低下を防ぐ
  • メンタル的にも良い
食欲がない時はどうする?

液体で摂取、小分けにする。

対策

  • プロテインシェイクを多用
  • スムージー
  • 食事回数を増やす(1回の量を減らす)
  • 消化の良いものを選ぶ
ベジタリアン・ヴィーガンでも筋肉はつく?

. YES、ただし工夫が必要。

植物性タンパク質源

  • 大豆製品(豆腐、納豆、枝豆)
  • 豆類(レンズ豆、ひよこ豆)
  • ナッツ類
  • ソイプロテイン
  • ピープロテイン

注意点

  • 動物性より量が必要
  • ビタミンB12はサプリで補う
  • 鉄分、亜鉛も意識的に摂る
朝食を食べる時間がない

プロテイン+バナナだけでもOK。

5分で済む朝食:

  • プロテイン1杯(水)
  • バナナ2本
  • ゆで卵2個(前日に作っておく)

何も食べないより100倍マシです

夜遅くに食べると太る?

総カロリーが同じなら、時間帯はあまり関係ない。

「夜食べると太る」は半分神話です。

ただし

  • 寝る直前は消化に悪い
  • 睡眠の質が下がる可能性

おすすめ

  • 就寝2時間前までに夕食を済ませる
  • どうしても遅い場合は、消化の良いものを少量
筋肉をつけながら脂肪を落とすことはできる?

初心者なら可能、中級者以降は難しい。

初心者(筋トレ1年未満)

  • 同時に可能
  • カロリーは基礎代謝+200kcal程度
  • タンパク質多め

中級者以降

  • 同時進行は非効率
  • 増量期と減量期を分ける方が効率的

まとめ:筋肉をつける食事の10ヶ条

  1. カロリーサープラスを確保する(基礎代謝+200〜500kcal)
  2. タンパク質は体重×1.6〜2.2gを毎日摂る
  3. PFCバランスを意識する(タンパク質30%、炭水化物50%、脂質20%)
  4. 炭水化物を恐れない(筋トレのエネルギー源)
  5. 食事回数は5〜6回に分ける
  6. 筋トレ後30分以内にプロテイン+炭水化物
  7. 就寝前にゆっくり吸収されるタンパク質を摂る
  8. コンビニ・外食も活用して継続する
  9. サプリはプロテイン、クレアチンを優先
  10. 記録をつけて、PDCAを回す

筋肉をつけるのは簡単ではありません。でも、正しい食事戦略を知っていれば、確実に成果は出ます。

今日からできること

  • 自分の基礎代謝を計算する
  • 1日のタンパク質必要量を知る
  • 明日の食事プランを立てる
  • プロテインを買う

食事を制する者は、筋トレを制します。

あなたの筋肉が、この記事で加速度的に成長しますように!

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