筋肉をつけるための食事戦略【完全ガイド】
「筋トレは頑張ってるのに、なかなか筋肉がつかない…」
その悩み、もしかしたら食事が原因かもしれません。実は、筋肉づくりの成功率は「筋トレ3割、食事7割」と言われるほど、食事が重要なんです。
どれだけジムで追い込んでも、食事が適当なら筋肉は育ちません。逆に、正しい食事戦略を知っていれば、筋トレの効果は驚くほど加速します。
この記事では、筋肉を最速でつけるための食事戦略を、基礎から実践まで徹底的に解説します。コンビニ飯や外食の選び方、具体的な食事メニューまで、明日から使える情報満載です!
なぜ筋トレだけでは筋肉がつかないのか?
筋肉が育つメカニズム
筋肉が成長するプロセスは、家を建てるのと似ています。
筋トレ = 家を壊す作業 筋トレで筋繊維に傷をつけます。これは「破壊」です。
食事 = 材料の供給 タンパク質、炭水化物、脂質という「建築材料」を体に送り込みます。
休養 = 建築工事 睡眠中に成長ホルモンが分泌され、傷ついた筋肉が修復されます。この時、以前より少し強く、大きくなります(これを「超回復」と言います)。
つまり、材料(食事)がなければ、家(筋肉)は建たないのです。
「たくさん食べればいい」という勘違い
「筋肉をつけるには、とにかくたくさん食べればいいんでしょ?」
これ、半分正解で半分間違いです。
確かにカロリーは必要です。でも、何を、いつ、どれだけ食べるかが重要。ラーメン二郎を毎日3杯食べても、脂肪がつくだけで筋肉は増えません。
筋肉をつけるには、戦略的な食事が必要なのです。
筋肉をつける食事の3大原則
原則1:カロリー収支をプラスにする【大前提】
筋肉を増やすには、消費カロリーより多く摂取する必要があります。これを「カロリーサープラス」または「オーバーカロリー」と言います。
なぜカロリーサープラスが必要?
- 筋肉を作るにはエネルギーが必要
- カロリー不足だと体は「省エネモード」に入る
- 筋肉を作るより、生命維持を優先する
目安:基礎代謝+200〜500kcal
例:基礎代謝が1,800kcalの人なら、1日2,000〜2,300kcal摂取する。
注意点
- 増やしすぎると脂肪も増える
- 最初は+200kcalから始めて、体の反応を見る
- 体重が増えなければ、さらに100kcal増やす
原則2:タンパク質を十分に摂る【最重要】
タンパク質は筋肉の材料です。これが不足すると、どれだけ筋トレしても筋肉は増えません。
1日に必要なタンパク質量
体重 × 1.6〜2.2g
体重別の目安:
- 60kg → 96〜132g
- 70kg → 112〜154g
- 80kg → 128〜176g
これってどれくらい?
- 鶏むね肉100g → タンパク質約22g
- 卵1個 → タンパク質約6g
- 納豆1パック → タンパク質約7g
- プロテイン1杯 → タンパク質約20〜25g
体重70kgの人が120gのタンパク質を摂るには:
- 鶏むね肉300g
- 卵3個
- 納豆2パック
- プロテイン1杯
これを毎日続けるのは大変なので、プロテインが便利なのです。
原則3:PFCバランスを整える【栄養の黄金比】
PFCとは、三大栄養素のこと。
- P(Protein): タンパク質
- F(Fat): 脂質
- C(Carbohydrate): 炭水化物
筋肉をつける理想のPFCバランス:
- タンパク質:30%
- 脂質:20〜25%
- 炭水化物:45〜50%
なぜこのバランス?
- タンパク質:筋肉の材料
- 炭水化物:エネルギー源、筋トレのパワーの源
- 脂質:ホルモン合成に必要、脂溶性ビタミンの吸収を助ける
よくある間違いは、「タンパク質だけ摂ればいい」と思って炭水化物を抜くこと。これでは筋トレのパワーが出ないし、筋肉の合成効率も下がります。
マクロ栄養素を完全理解する
タンパク質:筋肉の設計図
働き
- 筋肉の材料になる
- ホルモンや酵素の原料
- 免疫機能を支える
良質なタンパク質源
動物性タンパク質(必須アミノ酸が豊富)
- 鶏むね肉・鶏ささみ
- 高タンパク・低脂質の王様
- 100gあたり:タンパク質22g、脂質1.5g、カロリー108kcal
- コスパ最強
- 牛肉(赤身)
- タンパク質が豊富
- 鉄分も豊富
- 100gあたり:タンパク質20g
- 豚肉(ヒレ)
- ビタミンB1が豊富
- 疲労回復効果
- 100gあたり:タンパク質22g
- 魚類
- サーモン、マグロ、サバなど
- オメガ3脂肪酸も摂れる
- サーモン100gあたり:タンパク質20g
- 卵
- 完全栄養食品
- アミノ酸スコア100
- 1個あたり:タンパク質6g
- 乳製品
- ヨーグルト、チーズ、牛乳
- カルシウムも豊富
- ギリシャヨーグルト100gあたり:タンパク質10g
植物性タンパク質
- 大豆製品
- 納豆、豆腐、枝豆
- イソフラボン配合
- 納豆1パックあたり:タンパク質7g
- 豆類
- レンズ豆、ひよこ豆
- 食物繊維も豊富
プロのアドバイス
- 動物性と植物性を組み合わせるのがベスト
- 毎食20〜30gのタンパク質を目指す
- 一度に大量摂取より、分散摂取が効率的
炭水化物:筋トレのガソリン
「炭水化物は太るから避ける」――これは筋肉をつけたい人には完全に間違いです。
働き
- 筋トレのエネルギー源
- 筋グリコーゲンの材料
- 脳の唯一のエネルギー源
- インスリン分泌を促し、筋肉合成を加速
炭水化物不足で起こること
- 筋トレのパワーが出ない
- 筋肉が分解される(カタボリック)
- 集中力の低下
- 疲労が抜けない
良質な炭水化物源
低GI炭水化物(推奨) ゆっくり吸収されるので、血糖値が安定します。
- 玄米・雑穀米
- 白米より栄養価が高い
- ビタミンB群が豊富
- オートミール
- 食物繊維が豊富
- 腹持ちが良い
- 朝食に最適
- さつまいも
- ビタミンCも豊富
- 自然な甘み
- ボディビルダー御用達
- 全粒粉パン
- 白いパンより栄養価が高い
- 食物繊維が豊富
- 蕎麦
- タンパク質も含む
- ルチンで血管強化
高GI炭水化物(筋トレ直後のみ推奨) 素早く吸収されるので、筋トレ後に最適。
- 白米
- 消化が良い
- 筋トレ後に最適
- 餅
- エネルギー密度が高い
- 筋トレ前後におすすめ
- バナナ
- 手軽
- カリウムも豊富
- 和菓子(大福、どら焼き)
- 脂質が少ない
- 筋トレ後のご褒美に
1日の炭水化物目安
- 体重×4〜6g
- 体重70kgなら280〜420g
- 茶碗1杯の白米(150g)→ 炭水化物約55g
脂質:ホルモンの原料
脂質は太るイメージがありますが、実はテストステロン(筋肉合成ホルモン)の原料です。適度な摂取が必須。
働き
- ホルモンの材料
- 脂溶性ビタミン(A、D、E、K)の吸収を助ける
- エネルギー源
- 細胞膜の材料
脂質不足で起こること
- テストステロン低下
- 肌や髪がパサパサ
- 免疫力低下
- 集中力低下
良質な脂質源
不飽和脂肪酸(積極的に摂りたい)
- アボカド
- オレイン酸が豊富
- ビタミンEも豊富
- ナッツ類
- アーモンド、くるみ
- ビタミンEが豊富
- 間食に最適
- 青魚
- サバ、サーモン、イワシ
- EPA・DHAが豊富
- 抗炎症作用
- オリーブオイル
- 加熱調理に使える
- ポリフェノールも豊富
- MCTオイル(中鎖脂肪酸)
- エネルギーになりやすい
- 体脂肪になりにくい
避けたい脂質
- トランス脂肪酸:マーガリン、ショートニング
- 過剰な飽和脂肪酸:揚げ物、ファーストフード
1日の脂質目安
- 総カロリーの20〜25%
- 2,500kcal摂取なら、約55〜70g
筋肉をつける1日の食事プラン【具体例】
プラン1:王道バルクアップ食(2,500kcal)
体重70kg、筋肉を増やしたい男性向け
朝食(7:00)
- オートミール50g
- バナナ1本
- 卵3個(スクランブルエッグ)
- プロテイン1杯(水)
- カロリー:約600kcal、タンパク質:40g
間食1(10:00)
- ギリシャヨーグルト200g
- アーモンド20粒
- カロリー:約300kcal、タンパク質:20g
昼食(12:30)
- 玄米200g
- 鶏むね肉150g
- ブロッコリー100g
- サラダ(ドレッシング少量)
- カロリー:約650kcal、タンパク質:40g
間食2(15:30)
- プロテインバー1本
- バナナ1本
- カロリー:約250kcal、タンパク質:20g
筋トレ(18:00〜19:00)
筋トレ直後(19:00)
- プロテイン1杯(水)
- おにぎり1個
- カロリー:約300kcal、タンパク質:25g
夕食(20:00)
- 白米150g
- サーモン150g
- 野菜炒め
- 味噌汁
- カロリー:約600kcal、タンパク質:35g
就寝前(22:00)
- カゼインプロテイン1杯(牛乳)
- カロリー:約250kcal、タンパク質:30g
合計
- カロリー:約2,950kcal
- タンパク質:約210g(体重の3倍)
- 炭水化物:約300g
- 脂質:約70g
プラン2:リーンバルク食(2,200kcal)
脂肪をつけずに筋肉を増やしたい人向け
朝食(7:00)
- 玄米150g
- 卵白4個+全卵1個
- 納豆1パック
- 野菜サラダ
- カロリー:約450kcal、タンパク質:35g
間食1(10:00)
- プロテイン1杯(水)
- りんご1個
- カロリー:約200kcal、タンパク質:25g
昼食(12:30)
- 蕎麦(乾麺100g)
- 鶏むね肉100g
- 温泉卵1個
- ワカメサラダ
- カロリー:約550kcal、タンパク質:45g
間食2(15:30)
- さつまいも150g
- ゆで卵2個
- カロリー:約300kcal、タンパク質:15g
筋トレ後(19:00)
- プロテイン1杯
- バナナ1本
- カロリー:約250kcal、タンパク質:25g
夕食(20:00)
- 白米100g
- 白身魚150g
- 豆腐半丁
- 野菜たっぷり鍋
- カロリー:約450kcal、タンパク質:40g
就寝前(22:00)
- ギリシャヨーグルト150g
- カロリー:約100kcal、タンパク質:15g
合計
- カロリー:約2,300kcal
- タンパク質:約200g
- 炭水化物:約250g
- 脂質:約50g
プラン3:忙しい人向け簡単食(2,400kcal)
料理する時間がない人向け
朝食(7:00)
- プロテイン1杯(牛乳)
- バナナ2本
- ゆで卵2個
- カロリー:約450kcal、タンパク質:35g
昼食(12:30)
- コンビニおにぎり2個
- サラダチキン1個
- ゆで卵1個
- 野菜ジュース
- カロリー:約550kcal、タンパク質:40g
間食(15:30)
- プロテインバー1本
- ミックスナッツ30g
- カロリー:約350kcal、タンパク質:20g
筋トレ後(19:00)
- プロテイン1杯
- おにぎり1個
- カロリー:約300kcal、タンパク質:25g
夕食(20:00)
- 牛丼(並盛)
- 生卵追加
- サラダ
- カロリー:約750kcal、タンパク質:35g
就寝前(22:00)
- プロテイン1杯(水)
- カロリー:約100kcal、タンパク質:20g
合計
- カロリー:約2,500kcal
- タンパク質:約175g
- 外食・コンビニでも実現可能
食事のタイミング戦略【いつ食べるかが重要】
タイミング1:起床後30分以内【1日のスタートダッシュ】
睡眠中は6〜8時間、何も食べていない飢餓状態です。朝食を抜くと、筋肉が分解されます。
おすすめ朝食
- 消化の良い炭水化物(白米、バナナ)
- 素早く吸収されるタンパク質(プロテイン、卵)
- 水分(コップ2杯)
時間がない人は
- プロテイン+バナナだけでもOK
- 何も食べないより100倍マシ
タイミング2:筋トレ1〜2時間前【エネルギー充填】
空腹状態で筋トレすると、パワーが出ないし、筋肉が分解されます。
おすすめ食材
- 消化の良い炭水化物(おにぎり、バナナ、餅)
- 軽いタンパク質(プロテイン)
- 脂質は少なめ(消化に時間がかかる)
NGな食材
- 揚げ物(胃もたれする)
- 大量の食事(トレーニング中に気持ち悪くなる)
タイミング3:筋トレ直後30分以内【ゴールデンタイム】
筋トレ後30分〜1時間は、筋肉が最も栄養を求めている時間帯。このタイミングを逃すともったいない!
理想の組み合わせ
- プロテイン(素早く吸収)
- 高GI炭水化物(インスリン分泌を促す)
具体例:
- プロテイン1杯+おにぎり1個
- プロテイン1杯+バナナ2本
- プロテイン1杯+和菓子
なぜ炭水化物も必要?
- インスリンが分泌される
- インスリンが筋肉への栄養輸送を加速
- 筋肉の合成スイッチがONになる
タイミング4:筋トレ後の食事(1〜2時間後)【本格的な栄養補給】
プロテインだけでは不十分。しっかりした食事で追加補給します。
理想の食事
- 白米やパスタ(炭水化物)
- 鶏肉や魚(タンパク質)
- 野菜(ビタミン・ミネラル)
タイミング5:就寝1〜2時間前【睡眠中の筋肉分解を防ぐ】
睡眠中も筋肉は回復・成長します。でも、何も食べないと栄養不足で筋肉が分解されてしまいます。
おすすめ
- カゼインプロテイン(ゆっくり吸収)
- ギリシャヨーグルト
- カッテージチーズ
避けたいもの
- 大量の食事(睡眠の質が下がる)
- 揚げ物や脂っこいもの
- カフェイン
食事回数は?
理想は1日5〜6回の分散摂取です。
なぜ小分けにするの?
- 一度に吸収できるタンパク質量には限界がある
- 血糖値の急上昇を防ぐ
- 常に筋肉に栄養を供給できる
- 代謝が上がる
現実的なプラン
- 朝食・昼食・夕食(3回)
- 間食2回
- 筋トレ後の補給
忙しくて難しい人は、最低でも1日3食+プロテイン2回を目指しましょう。
増量期と減量期の食事戦略
筋肉を効率的につけるには、「増量期」と「減量期」を分けるのが定石です。
増量期(バルクアップ)の食事
目的:筋肉を最大限に増やす(脂肪もある程度つく)
カロリー設定
- 基礎代謝+500〜700kcal
- 体重が週に0.3〜0.5kg増えるペースが理想
PFCバランス
- タンパク質:30%
- 炭水化物:50%(多め)
- 脂質:20%
食事のポイント
- とにかく食べる
- 炭水化物をしっかり摂る
- 脂質も恐れず摂る
- チートデイは不要(毎日しっかり食べる)
期間
- 3〜6ヶ月
体脂肪率の目安
- 男性:15〜20%
- 女性:23〜28%
この範囲を超えたら、減量期に移行します。
減量期(カッティング)の食事
目的:脂肪を落として、筋肉を見せる
カロリー設定
- 基礎代謝-300〜500kcal
- 体重が週に0.5〜1kg減るペースが理想(それ以上は筋肉も減る)
PFCバランス
- タンパク質:40%(増やす)
- 炭水化物:35%(減らす)
- 脂質:25%
食事のポイント
- タンパク質は維持または増量
- 炭水化物を段階的に減らす
- 脂質も適度に減らす
- 筋トレは継続(筋肉の分解を防ぐ)
- 有酸素運動を追加
期間
- 2〜4ヶ月
注意点
- 急激に減らすと筋肉も減る
- 最低でも基礎代謝以上は食べる
どっちから始めるべき?
太っている人(体脂肪率が高い) → まず減量期から始める
痩せている人(体脂肪率が低い) → 増量期から始める
初心者 → 増量期がおすすめ(筋肉が最もつきやすい時期)
コンビニ・外食での賢い選び方
「自炊する時間がない…」という人も大丈夫。コンビニや外食でも、選び方次第で筋肉食は実現できます。
コンビニで買うべきもの【ベスト20】
タンパク質源
- サラダチキン:タンパク質約25g、脂質1g
- ゆで卵:タンパク質6g×個数
- 焼き鳥(塩):タンパク質豊富、低脂質
- 魚の缶詰(サバ、ツナ):タンパク質20g前後
- ギリシャヨーグルト:タンパク質10g/100g
- プロテインバー:手軽にタンパク質20g
- 豆腐:植物性タンパク質
- 納豆:タンパク質7g+イソフラボン
- チーズ(カッテージチーズ):高タンパク・低脂質
- 温泉卵:手軽
炭水化物源 11. おにぎり(鮭、梅、昆布):低脂質 12. バナナ:エネルギー補給に最適 13. さつまいも(焼き芋):低GI炭水化物 14. 全粒粉パン:食物繊維豊富 15. オートミール:最近コンビニでも買える
その他 16. 野菜サラダ:ビタミン・ミネラル 17. 野菜ジュース(無糖):ビタミン補給 18. ミックスナッツ(無塩):良質な脂質 19. 味噌汁:低カロリー 20. プロテインドリンク(SAVASなど):緊急時に
コンビニで避けるべきもの
- 揚げ物(唐揚げ、コロッケ):脂質が多すぎる
- 菓子パン:糖質・脂質が多く、タンパク質が少ない
- カップラーメン:脂質と塩分が多い
- お菓子類:栄養価が低い
- 甘い飲み物:無駄な糖質
コンビニ飯の組み合わせ例
筋トレ後の補給(600kcal、タンパク質45g)
- サラダチキン×2
- おにぎり×2
- 野菜ジュース
昼食(700kcal、タンパク質50g)
- おにぎり×2
- サラダチキン
- ゆで卵×2
- サラダ
- 味噌汁
間食(300kcal、タンパク質25g)
- ギリシャヨーグルト
- プロテインバー
- バナナ
外食チェーンの選び方
おすすめチェーン店ランキング
1位:すき家、吉野家(牛丼チェーン)
- 牛丼(並盛):タンパク質約20g
- 生卵追加:タンパク質+6g
- 豚汁追加:タンパク質+5g
- 合計:タンパク質約30g
2位:やよい軒(定食屋)
- しょうが焼き定食:タンパク質約40g
- ご飯大盛り無料
- 納豆追加可能
3位:大戸屋(定食屋)
- 鶏の炭火焼き定食:タンパク質約45g
- 野菜も豊富
4位:サイゼリヤ(イタリアン)
- 若鶏のグリル:タンパク質約30g
- 安い
- ライス追加で炭水化物補給
5位:ココイチ(カレー)
- カツカレー:タンパク質約30g
- エネルギー補給に最適
- ただし脂質が多いので注意
外食で避けるべきもの
- ラーメン:脂質が多い、タンパク質が少ない
- パスタ(クリーム系):脂質が多い
- 揚げ物定食:脂質過多
- ファーストフード:栄養バランスが悪い
- 居酒屋の揚げ物:脂質と糖質が多い
外食のコツ
- 定食屋を選ぶ
- ご飯大盛り(炭水化物)
- 肉や魚がメイン
- 生卵追加(タンパク質+6g)
- 味噌汁や納豆を追加
サプリメントの優先順位
「サプリは何を飲めばいいの?」という質問、めちゃくちゃ多いです。
優先順位1:プロテイン【必須】
もはや説明不要。食事で足りない分を補います。
選び方
- ホエイプロテイン(筋トレ後)
- カゼインまたはソイプロテイン(就寝前)
優先順位2:クレアチン【効果が科学的に証明済み】
効果
- 筋力向上
- 筋肉の水分量増加(筋肉が大きく見える)
- 高強度トレーニングのパフォーマンス向上
飲み方
- 1日5g
- 筋トレの有無に関わらず毎日飲む
- 水やプロテインに混ぜる
価格
- 1ヶ月分で500〜1,500円程度(コスパ最強)
優先順位3:マルチビタミン&ミネラル【体調管理】
筋トレをすると、普通の人より多くのビタミン・ミネラルが必要になります。
おすすめ
- ビタミンB群(エネルギー代謝)
- ビタミンC(抗酸化作用)
- ビタミンD(テストステロン合成)
- 亜鉛(テストステロン合成)
- マグネシウム(筋肉の収縮)
優先順位4:フィッシュオイル(オメガ3)【健康と炎症抑制】
効果
- 抗炎症作用
- 筋肉痛の軽減
- 心血管の健康
- 脳機能の向上
飲み方
- 1日2〜3g
- 食後に飲む
優先順位5:BCAA【筋トレ中のエネルギー】
効果
- 筋トレ中の筋肉分解を防ぐ
- 疲労軽減
いつ飲む?
- 筋トレ中
- 長時間のトレーニング時
正直なところ
- 食事とプロテインでタンパク質が足りていれば、優先度は低い
- 長時間(90分以上)のトレーニングをする人向け
買わなくていいサプリ
- 脂肪燃焼系サプリ:効果が薄い、カロリー管理の方が重要
- テストステロンブースター:科学的根拠が弱い
- グルタミン:食事で足りる
- 高額なサプリ全般:基本的に不要
サプリの予算配分 月5,000円の予算なら:
- プロテイン:3,000円
- クレアチン:500円
- マルチビタミン:1,000円
- フィッシュオイル:500円
よくある失敗と解決策
失敗1:「食べてるつもり」だけど実は足りない
症状
- 筋トレしてるのに体重が増えない
- 筋肉がつかない
原因
- 自己申告のカロリー摂取量は実際より20〜30%少ない
- 「結構食べてる」は錯覚
解決策
- 1週間、食べたものを全て記録する
- カロリー計算アプリを使う(MyFitnessPalなど)
- 体重を毎日測る
- 増えなければ、さらに食べる
失敗2:タンパク質だけ摂って炭水化物を抜く
症状
- 筋トレのパワーが出ない
- 体重は減るけど筋肉もしぼむ
原因
- 炭水化物不足でエネルギー不足
- 筋肉が分解される
解決策
- 炭水化物もしっかり摂る
- 特に筋トレ前後は必須
失敗3:サプリに頼りすぎて食事がおろそか
症状
- プロテインは飲むけど食事は適当
- 体調が悪い
原因
- サプリはあくまで「補助」
- 食事が基本
解決策
- まず食事を整える
- サプリは最後の仕上げ
失敗4:増量期に食べすぎて太りすぎる
症状
- 体重は増えたけど、ほとんど脂肪
- 腹が出てきた
原因
- カロリーの摂りすぎ
- 脂質・糖質の過剰摂取
解決策
- 体重増加ペースは週0.3〜0.5kgまで
- 体脂肪率を定期的にチェック
- 鏡を見て判断
失敗5:減量期に急激に減らして筋肉も減る
症状
- 体重は減ったけど、筋肉もしぼんだ
- 筋力低下
原因
- カロリー削減しすぎ
- タンパク質不足
解決策
- 減量ペースは週0.5〜1kgまで
- タンパク質は増量期より多めに
- 筋トレは継続
よくある質問【Q&A】
- 筋トレしない日も同じ量食べるべき?
-
基本的にYES、ただし少し減らしてもOK。
筋トレしない日も、筋肉は回復・成長しています。タンパク質は必須です。
おすすめ
- タンパク質:同じ量
- 炭水化物:少し減らす(-50〜100g)
- 脂質:同じ
- お酒は飲んでもいい?
-
適量なら問題なし、でも筋トレ直後は避ける。
アルコールのデメリット
- テストステロン低下
- 筋肉の合成を妨げる
- 脱水症状
- 睡眠の質低下
筋肉をつけたいなら
- 筋トレ後24時間は飲まない
- 週2回まで
- ビール中ジョッキ2杯程度まで
- 蒸留酒(焼酎、ウイスキー)の方がマシ
- チートデイは必要?
-
増量期は不要、減量期は効果的。
増量期
- 毎日しっかり食べてるので不要
減量期
- 週1回、好きなものを食べる日を作る
- 代謝の低下を防ぐ
- メンタル的にも良い
- 食欲がない時はどうする?
-
液体で摂取、小分けにする。
対策
- プロテインシェイクを多用
- スムージー
- 食事回数を増やす(1回の量を減らす)
- 消化の良いものを選ぶ
- ベジタリアン・ヴィーガンでも筋肉はつく?
-
. YES、ただし工夫が必要。
植物性タンパク質源
- 大豆製品(豆腐、納豆、枝豆)
- 豆類(レンズ豆、ひよこ豆)
- ナッツ類
- ソイプロテイン
- ピープロテイン
注意点
- 動物性より量が必要
- ビタミンB12はサプリで補う
- 鉄分、亜鉛も意識的に摂る
- 朝食を食べる時間がない
-
プロテイン+バナナだけでもOK。
5分で済む朝食:
- プロテイン1杯(水)
- バナナ2本
- ゆで卵2個(前日に作っておく)
何も食べないより100倍マシです
- 夜遅くに食べると太る?
-
総カロリーが同じなら、時間帯はあまり関係ない。
「夜食べると太る」は半分神話です。
ただし
- 寝る直前は消化に悪い
- 睡眠の質が下がる可能性
おすすめ
- 就寝2時間前までに夕食を済ませる
- どうしても遅い場合は、消化の良いものを少量
- 筋肉をつけながら脂肪を落とすことはできる?
-
初心者なら可能、中級者以降は難しい。
初心者(筋トレ1年未満)
- 同時に可能
- カロリーは基礎代謝+200kcal程度
- タンパク質多め
中級者以降
- 同時進行は非効率
- 増量期と減量期を分ける方が効率的
まとめ:筋肉をつける食事の10ヶ条
- カロリーサープラスを確保する(基礎代謝+200〜500kcal)
- タンパク質は体重×1.6〜2.2gを毎日摂る
- PFCバランスを意識する(タンパク質30%、炭水化物50%、脂質20%)
- 炭水化物を恐れない(筋トレのエネルギー源)
- 食事回数は5〜6回に分ける
- 筋トレ後30分以内にプロテイン+炭水化物
- 就寝前にゆっくり吸収されるタンパク質を摂る
- コンビニ・外食も活用して継続する
- サプリはプロテイン、クレアチンを優先
- 記録をつけて、PDCAを回す
筋肉をつけるのは簡単ではありません。でも、正しい食事戦略を知っていれば、確実に成果は出ます。
今日からできること
- 自分の基礎代謝を計算する
- 1日のタンパク質必要量を知る
- 明日の食事プランを立てる
- プロテインを買う
食事を制する者は、筋トレを制します。
あなたの筋肉が、この記事で加速度的に成長しますように!

