握力の鍛え方

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握力の鍛え方|パンチ力UP&いざ使える体

握力は単なる“手の力”ではありません。
日常動作、格闘技、投げる・掴む・持ち上げるといったあらゆる動作の基盤です。

さらに、握力が強い人の手は職人のように逞しく見える
前腕に浮き出る血管と硬い握りは、トレーニーだけでなく多くの人にとって憧れです。

握力は「力を伝える入り口」
握力が弱ければ、どんなに筋力が強くても最大限のパワーを発揮できない


握力を鍛える理由

1. 片手で掴んで持ち上げる力を強化

重い荷物やバーベルを持ち上げるとき、重要なのは腕力ではなく握り続ける力
握力が強ければ長時間でも安定して物を支えられます。

2. 投げる・殴る動作のパワーアップ

最終的に力を相手に伝えるのは手と指先です。
握力が強いほど、運動エネルギー(速度×質量)を効率よく相手や物体に伝えられます。

パンチ力=握力×速度×質量

格闘技だけでなく、野球やラグビーなど投擲・コンタクト系競技でも握力の強さが勝負を左右します。

3. 職人のような「かっこいい手」

前腕に浮き出る血管と筋張った手は、強さと信頼感の象徴
鍛えた握力は単なる機能ではなく、見た目のインパクトを大きく変えます。

4. 多くのスポーツ・場面で役立つ

  • クライミング・柔道・レスリングなど掴む競技
  • バスケや野球などボールを扱う競技
  • 日常生活で重い荷物や工具を扱う作業
    握力はシンプルながら、あらゆる分野で活躍します。

握力を支える3つの力

握力を効率よく強化するには、その構成を理解しておくことが重要です。

  1. クラッシュグリップ(握り潰す力)
     → グリッパーやハンドグリップで鍛える
  2. ピンチグリップ(つまむ力)
     → 指先で板やプレートをつまんで持ち上げる
  3. サポートグリップ(保持する力)
     → バーを長時間握り続ける力。デッドリフトや懸垂で重要

トレーニング方法|握力を爆発的に鍛える実践メニュー

ここからが本題です。
特にリストカールモンハン式バーベルスイングを軸に、実用性と見た目を同時に伸ばします。


個人的おすすめ①:リストカール種目

リストカールは握り込む力と前腕のボリュームを効率的に鍛えられる、握力トレの王道です。
特に初心者〜中級者にとって必須の基礎種目です。

やり方(シーテッド・リストカール)

  1. ベンチに座り、前腕を太ももに置き手首を外に出す
  2. バーベルを下げて前腕を伸ばす
  3. 手首を丸めながらバーを巻き上げる
  4. ゆっくり下ろす
  5. 10〜15回×3セット
制作者 hiroyuki

動作を速くせず、ゆっくり上げ下げする

最後までしっかり握り込む感覚を大切にする

リストカールを継続すると、握力だけでなく前腕が太くなり、見た目の迫力が増す

やりすぎると腱鞘炎になるので注意


個人的おすすめ②:モンハン式バーベルスイング

このトレーニングは、単なる握力強化にとどまらず、全身の連動性を高める特別な種目です。

私はこの動きを“モンスターハンターの大剣トレーニング”と呼んでいます。
バーベルを武器のように扱うことで、握力+体幹+下半身の連動が同時に鍛えられます。

やり方

  1. バーベルの端を両手でしっかり握る(軽量からスタート)
  2. 下半身と体幹を使って胸の高さまで振り上げる
  3. 重力に逆らうようにゆっくり下ろす
  4. 8〜10回×3セット
制作者 hiroyuki

腰を守るため軽めの重量から始める
勢いではなく制御しながら振ることで握り込みが強化される
前腕・背中・下半身まで総合的に刺激される

物凄い辛いですが慣れです。全身の力の使い方を知ろう


補助種目:握力をさらに伸ばすメニュー

上記2種目に加え、補助的に取り入れるとバランスよく鍛えられます。

  • ハンドグリップ:握り潰す力を強化
  • ファーマーズウォーク:握力+体幹を同時に鍛える
  • プレートピンチ:指先のつまむ力を養う

トレーニング頻度と注意点

  • 週2〜3回で十分。やりすぎは腱や前腕の疲労・炎症につながる
  • バーベル種目ではリストストラップに頼りすぎない
  • トレ後はストレッチと前腕のケアを欠かさずに

まとめ|握力を鍛えて“力強さ”と“かっこよさ”を手に入れよう

  • 握力は力を伝える基盤であり、スポーツ・日常生活のあらゆる場面に役立つ
  • リストカール種目は握り込む力と見た目の迫力を伸ばす最強の基礎
  • モンハン式バーベルスイングは全身連動で握力を爆発的に高める究極のトレーニング

筋肉は裏切りません。
リストカールで基礎を固め、モンハン式バーベルスイングで全身のポテンシャルを引き上げましょう。

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