筋トレを継続できる人の割合は?

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筋トレを継続できる人の割合は?驚きの統計データと続けるための秘訣

新年や夏前になると、「今年こそは体を鍛えよう!」と決意してジムに入会する人が急増します。しかし、その情熱はどれほど続くのでしょうか。実は、筋トレの継続率に関する統計データを見ると、驚くべき現実が浮かび上がってきます。

筋トレの継続率:衝撃的な数字

2016年にアメリカで実施された大規模な調査によると、フィットネスジムに新規で通い始めた5,240名を対象に12ヶ月間の継続率を追跡した結果、以下のような結果が明らかになりました。

  • 3ヶ月後の継続率:37%(100人中63人が脱落)
  • 6ヶ月後の継続率:14〜20%(半年で8割以上が離脱)
  • 1年後の継続率:4%未満(100人中わずか4人しか残らない)

つまり、ジムに入会した100人のうち、1年後も継続して通っているのはたった3〜4人という驚くべき数字です。さらに衝撃的なのは、この4%という数字には、プールやヨガ、エアロビクスなど軽い運動のみを行う人も含まれているということです。

筋トレ(筋肉に負荷をかけて筋力を高めるトレーニング)だけに絞った場合の継続率は、なんと**0.3%**というデータも存在します。これは100人が筋トレを始めても、1年後に続けているのはわずか1人以下という計算になります。

0.3%という数字の意味

この0.3%という継続率がどれほど低い数字なのか、他のデータと比較してみましょう。国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」によれば、年収2,500万円を超える給与所得者の割合も0.3%です。つまり、1年間筋トレを継続できる人は、年収2,500万円以上の富裕層と同じくらい希少な存在なのです。

日本における筋トレ実施状況

一方、日本の状況はどうでしょうか。公益財団法人笹川スポーツ財団が2022年に実施した調査によると、20歳以上で年1回以上筋トレを実施している人は約1,640万人で、2000年と比較して2倍以上に増加しています。

しかし、週1回以上の定期的な実施率を見ると、全体でわずか12.0%(男性14.1%、女性9.9%)にとどまっています。つまり、日本人の約9割は定期的な筋トレ習慣を持っていないということになります。

これらのデータから明らかなように、筋トレを継続できる人は極めて少数派であり、継続できている人は本当にすごい存在だと言えるのです。

なぜ筋トレは続かないのか?

筋トレの継続率がこれほどまでに低い理由には、いくつかの共通した要因があります。

1. 目に見える効果が出るまで時間がかかる

筋トレの効果を実感できるまでには、通常3ヶ月程度かかると言われています。これは筋肉が発達する前に神経が適応するという生理学的なプロセスが関係しているためです。

しかし、多くの人は1〜2ヶ月で目に見える変化を期待してしまい、思ったような結果が得られないと「効果がない」と判断してやめてしまいます。実は継続率のグラフを見ると、3ヶ月目に大きく脱落者が増えるのは、まさにこの「効果を実感する前に諦めてしまう」タイミングと一致しているのです。

2. 知識不足による非効率なトレーニング

筋トレは「とりあえず重いものを持ち上げていれば筋肉がつく」というほど単純ではありません。正しいフォーム、適切な負荷設定、休息の取り方、栄養管理など、効果的に筋肉を成長させるには幅広い知識が必要です。

間違ったフォームでトレーニングを続けると、効果が出ないだけでなく、腰や首などに痛みが生じて怪我のリスクも高まります。実際、筋トレをやめた理由として「体に痛みが生じた」という回答も多く見られます。

研究によれば、「学歴と継続率は比例する」という報告もあり、知識を得て理論的に取り組める人ほど継続しやすい傾向があるようです。

3. モチベーションの維持が難しい

筋トレは資格試験のように「合格したら終わり」というゴールがありません。健康維持や理想の体型を保つためには、基本的に一生続ける必要があります。

しかし、日々の仕事や生活の中で、継続的にトレーニング時間を確保し続けるのは想像以上に困難です。特に、効果が実感できない期間が続くと、「こんなに辛い思いをして何の意味があるのか」というネガティブな感情が生まれやすくなります。

4. 環境的要因

ジムに通う場合、通いやすさは継続率に大きく影響します。自宅や職場から遠いジムを選んでしまうと、「今日は疲れているから」「天気が悪いから」といった理由でサボりがちになります。

また、ジムが混雑している時間帯(平日19時〜22時、土日の昼間など)しか通えない場合、待ち時間が発生したり、使いたいマシンが使えなかったりすることがストレスとなり、継続の妨げになります。

5. 目標設定の問題

「腹筋300回を毎日やる」「毎日2時間トレーニングする」など、最初から高すぎる目標を設定してしまうと、達成できなかったときの挫折感が大きくなります。

特にダイエット目的で筋トレを始める場合、他の目的(筋力向上、ストレス解消、基礎体力向上など)に比べて継続率が低い傾向があります。これは「体重が減らない」「見た目が変わらない」という短期的な結果に一喜一憂してしまい、モチベーションが維持できないためと考えられます。

筋トレを継続するための5つの秘訣

では、どうすれば筋トレを継続できるのでしょうか。継続できている少数派の人々に共通する特徴をもとに、具体的な方法をご紹介します。

1. 小さな目標から始める

最初から高い目標を設定するのではなく、「これなら確実にできる」と思えるレベルから始めましょう。例えば、「1日1分のスクワット」「週1回ジムに行く」など、ハードルを極限まで下げることが重要です。

小さな成功体験を積み重ねることで、自己効力感が高まり、自然と「もう少しやってみよう」という気持ちが生まれてきます。目標は後からいくらでも上げられますが、一度挫折してしまうと再開するのは非常に困難です。

2. 環境を整える

自宅でトレーニングするよりも、ジムに通う方が継続率が高いというデータがあります。さらに、一般的な会員制スポーツジムよりも、パーソナルジムの方が継続率が高い傾向にあります。

これは、トレーナーと二人三脚で取り組むことで、正しい知識が得られるだけでなく、「次の予約があるから行かなければ」という心理的なコミットメントが生まれるためです。

ジムを選ぶ際は、以下のポイントを重視しましょう:

  • 自宅や職場から近い(通いやすさ最優先)
  • 自分が通える時間帯に混雑しない
  • 初心者向けのサポートが充実している
  • 予算に無理がない

3. 効果が出るまでの期間を理解する

筋トレの効果は、早くても3ヶ月程度かかることを理解しておきましょう。多くの人は、効果を実感できるようになる直前の3ヶ月目に諦めてしまいます。

「3ヶ月は我慢の期間」と割り切って、結果ではなくプロセスに注目することが大切です。「今週は週2回ジムに行けた」「先週より重いダンベルを持てるようになった」など、小さな変化を記録して振り返ることで、モチベーションを維持しやすくなります。

4. 明確な目的・動機を持つ

「なぜ筋トレをするのか」という目的が曖昧だと、辛いときに「何のためにこんなことをしているのだろう」と心が折れてしまいます。

「健康診断の数値を改善したい」「子どもと全力で遊べる体力を維持したい」「好きな服を着こなせる体型になりたい」など、自分にとって意味のある具体的な目的を持つことが重要です。

特にダイエット目的だけだと継続率が低い傾向があるので、「筋力向上」「ストレス解消」「生活の質の向上」など、複数の目的を持つことをお勧めします。

5. 柔軟性を持つ

完璧主義は継続の敵です。計画通りにトレーニングできなかった日があっても、自分を責めないことが大切です。

「今日は疲れているから軽めのストレッチだけにする」「週3回の予定だったけど、今週は2回でOK」と、状況に応じて柔軟に対応することで、心理的な負担が減り、結果的に長く続けられます。

「できたこと」に目を向け、「できなかったこと」を責めない姿勢が、継続への鍵となります。

パーソナルジムという選択肢

もし「絶対に筋トレを継続したい」「これまで何度も挫折してきた」という方は、パーソナルジムを検討する価値があります。

パーソナルジムでは:

  • 正しいフォームを身につけられる(怪我のリスク減少)
  • 個別に最適化されたプログラムで効率的に成果が出る
  • トレーナーのサポートでモチベーションを維持しやすい
  • 予約制なので「行かなければ」というコミットメントが生まれる

初期費用は一般的なジムより高くなりますが、継続できずに会費だけ払い続けることを考えれば、結果的にコストパフォーマンスが良い場合も多いのです。

まとめ

筋トレを1年間継続できる人は、わずか4%未満、筋トレに特化すると0.3%という衝撃的な統計データをご紹介しました。これは年収2,500万円以上の富裕層と同じくらい希少な存在です。

継続が難しい主な理由は、効果が出るまでの時間、知識不足、モチベーション維持の困難さ、環境的要因、不適切な目標設定などが挙げられます。

しかし、小さな目標設定、環境の整備、長期的な視点、明確な目的、柔軟な姿勢という5つのポイントを押さえることで、継続の可能性を大きく高めることができます。

筋トレは、短期的な成果だけでなく、長期的な健康、自信、生活の質の向上をもたらす素晴らしい習慣です。完璧を目指さず、自分のペースで、小さな一歩から始めてみませんか。

1年後、あなたが「4%の仲間」になっていることを願っています。

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